ハリウッドの手に汗握る映画を見ていて、いつも思うのは、どんな悪意に満ちた陰謀が降りかかっても、それへの厳しい苦難と戦いの連続の、ハラハラドキドキの画面の連続の中から、実にうまく、最後はほっとすることで、驚かされる。
よくもこんな現実が起こりうるものかと、脅威に感じることもある。しかし、映画の最後に至れば、どんな善悪の激しい拮抗と戦いの連続であっても、全て最後には、観客の願う安らぎや豊かさのためであったのかと、思わされるのは、流石にハリウッドである。
そして、紆余曲折の悪事や善事が、どこまで続くかあっと言う間に、終わりに到達、全てが必要だったと思う間もないほど、上手く、ほっとする心の平衡が得られる。
結局は最後に懐かしき平穏なエンドに至る。この巧みなシナリオの発明は、永遠に続くと感心する。
しかし、これは、生成消滅を繰り返す宇宙万物の相互作用の現象と同じである。太陽のような手の付けられない高温高密度の熱プラズマだって、遠くから見ると、
全体として、安定した中性な現象に収まっている。電気的に中性な塊りなのだ。そうでなければ、何十万度の高熱の太陽でさえ、我々にとって日々、いのちの大恩人である、はずがない。
となると、日々の自分にとって、幾多の問題が襲いかかり、解決に追われる日常であっても、努力さえしていれば、必ずいつかは、安堵の時が来ると信じざるを得ない。
そこで、人である限り、その限りなく大苦労をハリウッド流に乗り切るのは恰好いいが、成功の確率をもっと高めたい。それにはどうすればよいか。
はっきりしているのは、どんな場合も、必ず相手がいる。その相手が個人で集団であれ国家であろうと。
自分の要求と相手の要求とは衝突する、問題が発生する。そこで、自分から改めれば、多くの問題は片付くことは、分かっていても難しい。だれでも安心して信じられるものは一般にはそう簡単に見つからない。
どうするか。早く確実に打開する方法は、勿論、自分の状況がどうなって、どうしたいのかの目標をしっかり持つことが大事。その上で、
1.心の片隅でいいから、相手の願いを心に描いてみる。
2.次に、相手と自分の願いを重ね合わせてみる。そのうち。相殺できる部分をを見つける。すると、不思議にお互い相殺できるものを発見すると自信が付く。そうなったらしめたものだ。
3.最後に大事なのは、成功してもしなくても、ひたすらお互いが良くなるようにと、最善を尽くすこと。そして、その結果を自慢しないで、天にでも預けておく。自我から離れるよう頑張る。
そうすれば、これが、普通の人ができる、天に近づく道です。理由は、全ての生き物は、必要なものは取り入れて、不用なものは外に出す、という、いのちの平衡作業を常に繰り返して活きている。
どんな問題も自己と他の要求が絡まる相反する問題の塊です。問題とは相手とのやり取りと出し入れが上手くいっていない証拠なのです。
それを天から見て、一緒に解決しようとする自分と相手とがいて、お互いの矛盾する問題が意外と表裏の関係にあって、お互い様に見えてくると、大きな心持ちになれます。
しかも、その結果を自分の自慢の積み重ねにしないで、天にお預けるくらいになれば、大きな大きな天の立場に至れます。それが、天に近づく、最短の秘訣です。
「天の目で 相手とこちらの要求を比較 相殺できるものを探す、相殺すると、本当の譲れない価値が分かります」
それが純価値だ。これを解決するーことに全力を傾ける。お互いが勝つこと『合い抜き』を真剣に目指す。
「天地人の目 」
